プロフィール

小児科医の私が「ママ友」になりたかった理由

みなさん、、ママ友ドクターにしむらゆみです。

私は小児科医として10年以上、大学病院の専門外来担当医などを通じて
発達特性のある子とその保護者へ毎日の子育てで取り入れてほしい
ちょっとした療育的スキルや声がけ(褒め方)、子どもの言動の
解釈の仕方など伝えてきました。発達専門の小児科医と肩書にしていますが、一般小児も同時にずっと診察してきたため、のべ1万人近い子とその親と触れ合ってきた計算になります。

発達特性の有無に関わらず、前向きに我が子に向き合える―
それを応援するのが小児科医の使命のひとつです。
だから、例えば乳児健診はほとんどの小児科医にとって母子支援の一環なのでとても大事にしています。
私がYouTubeを始めたのも、乳児健診がコロナ禍で中止になり困っている親子が日本中にいると知った時、乳児健診の解説やお悩み解決動画を届けようと思ったことが理由です。

じゃあ、どうして小児科医ではなくて
「ママ友ドクター」やってるの?
って思いますよね。
私がこのネーミングを使う理由、
それはママ友感覚で相談してほしいから。
発達のことだけじゃなくて、
色んなこと相談に乗りたくて。
気軽な雑談をしてほしいと思って、
それが伝わるようにと使ってます。

もちろんこの「ママ友ドクター」が
生まれるきっかけがありました。

ある日、外来に発達相談に通っていた
5歳と9歳の男の子ママがこう言った。

「乳癌が再発して余命宣告受けた」
「息子が成人するのを見届けられない」
「今やるべきこと、教えてください」と。

医療従事者の彼女は淡々と語っていた。

医師は客観性を保つため診療の際には、
個人的な感情を挟まず個人的な付き合いは
すべきではないという暗黙ルールが
彼女と私の間の邪魔をした。
ホントは彼女の無念さが伝わってきて
その場で一緒に泣きたかった。病院の外で同じママとして何かしてあげたいと思った。
けれどプロの彼女が私に「ママ友」になってほしいのか正直わからなかった。
動揺を隠し私は医師として暗黙ルールを守り話し続けるしかなかった。
診察室にいて白衣きてるだけじゃ、
ホントの意味でママに寄り添えないと痛感したこの日。
小児科専門医、小児心身症学会認定医
子どものこころの専門医という資格があっても「医師」には超えられない壁があった。

そんなことがあって以来、
ずっと診察室の外に出て
ママ友みたいに役立ちたいと
思っていました…

そして2020年、3人目の産休中に
前代未聞の感染症の流行が始まり
子育ての相談先に困ったママが
ネット中にあふれた。
「大変だ、なにかしないと」
そこで中止になった乳児健診の解説動画の
配信をはじめたんです―家族にも内緒で。

2021年はそれこそ、
オンラインで出会えた
ママ友らの協力のおかげで
毎月のように
発達専門の小児科医として
子育てで参考にしてほしい情報を
セミナーなどで提供できるように
なりました。個別相談や
ライブ相談、ママ会等で少しずつ
直接ママと話せる機会も増えました。

2022年は自分が納得できるように
ママ目線医師として?
医師面線ママとして??
子育ての応援の仕方だったり、
私なりに寄り添ってみたりします、
ご期待ください。
特に!特性のある子どもたちの子育てについて伝えたいことが山ほどあり…。

どうして私が最重度を含めた発達特性のある子の行動解釈と対応ができるのか、、、親の気持ちがわかる理由はまた今度まとめてお話しします。

最後に。

最近、私が気をつけようと思うこと。
それは「私が作ったパンケーキ」を
みんなに食べさせようとしないこと!
だって、良いママ友ってさぁ
「美味しいパンケーキ屋があるよ〜」って教えてくれたり、お土産に
のオススメのパンケーキを買ってきて
くれる、そういう存在だよねw
(この例え、伝わるかしら?)

 

 

 

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